総合判断を実現する情報処理の仕組み
- PLMレボリューション

- 7月4日
- 読了時間: 3分
更新日:7月5日
** 全ての判断材料を土俵にあげて評価する新たな情報処理の方法特許 **

従来の単純な条件分岐(if~then、select case文など)では困難だった、複雑な
トレードオフを含む「総合判断」を実現する仕組みであり、はじめに「条件分岐」で
対応する処理と「総合判断AI」を利用する処理を明確に切り分ける作業を行います。
総合判断AIの処理に必要なのは、共通プログラム1本と2つのテーブルのみですので、業務の自動化は、テーブル追加のみで拡大可能です。
■ 必要なテーブルは下記2テーブルのみ
1.判断結果テーブル:判断の結果(例:部品番号)と判断材料(例:コスト、
信頼性、耐熱性など)を紐づけるテーブル(部品マスターの利用が可能)
2.判断根拠テーブル:要求(製品コンセプトや設備など)に基づき、
各判断材料の重要度を設定するテーブル。
これらの情報を基に総合判断AIを起動し「総合判断の考え方データ」を生成します。
■ テーブル設定の手順
1.総合判断を行いたい業務や、機器機能の高度化に必要な全ての判断材料の洗い
出しが必要です。
・電子部品の選定を総合的に判断する処理を実現したい場合は:誤差、温度
特性、コスト、調達性、信頼性、実装性、不良率‥等の判断材料が必要。
2.洗い出した判断材料を判断結果テーブルの属性(部品を表わす一連の情報)と
して登録します。
・例:1005チップ部品のコスト属性の登録サンプル(単位:¥)
【価格帯と対応コードの例】※この対応コードが判断根拠情報です。
142~161=VL、162~181=L、182~201=M、202~221=H、222~24=VH
※ 重要度の段階を増やすと判断精度は上がりますが、処理が遅くなります。
3.判断根拠テーブルに、判断結果テーブルに追加した判断根拠情報と重要度を設定
します。
※ 総合判断により選定部品が変わる要求(例:製品コンセプト:小型化、低コスト化、
高耐久性‥等)が複数ある場合は、選定の考え方が根本から変わるため、要求単位
で利用するテーブルを切り替える処理が必要です。
※ 要求違いの対応は、ベースとなるテーブルを登録後、コピーして要求の違いにより
変更が必要な重要度設定のみを変更することで容易に対応できます。
この2つのテーブルを総合判断AIプログラムが参照~処理することで総合判断の考え方データを生成し最善の判断結果を出力します。
一度この考え方データが生成されれば、要求(判断根拠テーブル)が変わらない限り
総合判断の考え方データを基にした「判断結果テーブル」の参照処理のみで総合判断の結果出力が可能なため、超高速な処理を実現できます。
また、コストなどの判断材料の値がリアルタイムに変化したとしても、総合判断の
考え方の全てが網羅されたデータによる参照であるため、判断材料値の変化に関わらず常に最善の結果出力が可能です。
総合判断の考え方データ生成の具体的な処理は、仕組みと使い方
1‐2:総合判断を可能にした情報処理プロセスをご参照ください。